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人形浄瑠璃 木偶舎 勘緑 2017 少し種から芽が萌えてきた
2012にフリーランスの人形遣いとして 再出発をしてから 6回目の新年を迎えました 早もう6年かあ なんだか あわただしく過ぎていった気がします
昨年は北カルフォルニアツアーでのネイティヴアメリカンとの共演で日本人としての新しい存在価値を発見できたこと
また瀬戸内サーカスファクトリーの日仏共同制作による「憑りクルモノ」を仕上げたことで 私としては念願の 人形遣い~木偶廻し~の系譜に取り掛かれた想いがあります
そして 徳島の人形座への指導や 農村舞台での活動で 地方を芸能で再生していく取り組みも少しずつですが 希望を持てるところまで来ました
福岡での 琵琶による人形浄瑠璃 筑前艶恋座も 行政からの依頼もあり 軌道に乗りつつあります
また 鳥取県の人形浄瑠璃の再生にも着手 おせっかいおじさんのように 座の中に入り込み 居座る感じがしていますが 皆さん少しずつ 優しくしてくれてます
学校公演での手ごたえも出てきました
小学生だった子供が高校生になり 僕のようになりたいと人形浄瑠璃クラブに入って来ています
文楽に長年いましたが このような反応を実感できたことは あまりありませんでした お客さんの近くで演じることの重要性を強く感じています
震災支援も12月と3月に活動しておりますが 今年は3/7に埼玉県狭山市市民会館でのチャリティからはじまり12日まで東北を回ります 待っていてくれる仮設住宅の皆さんのお家に直接元気玉を届けています 継続はチカラなりを信じて!
さて 今年の文楽劇場での公演は 3/5 です もう何回も上演しています「エデットピアフ物語」です 未だ黒字興行にはなっていませんが これも継続して ドッカンとブレイクしたいものです
今回は台本も練り直し より充実した内容をお届けできると思います
エデットピアフはフランスを代表する歌手ですが その生い立ちは貧困と別離との闘いでありました そんな中でも 歌を愛し観客や自らも奮い立たせ 人生の愛を信じて歌い続けました その生涯を
フレンチジャズ 講談 クロマチックアコーディオン シャンソン そして 人形 でドキュメンタリーで表現してみました
現在の世の中で忘れてしまいそうな 信じられなくなりそうな 愛情という感覚を見直していただけたら幸いです
文楽劇場で新たな 文楽人形の風を感じてください

今年はヨーロッパをはじめ アメリカでも人形浄瑠璃を広める機会が増えます
木偶舎もさらに座員を増やし切磋琢磨して 新たな課題に挑戦していきます
どうぞ皆さま これからもよろしくお願い致します
皆さまと同じく健康に留意して 混沌とした世の中に 本当の平和と安心を探して生きたいと心に誓います
2017 新春 勘緑拝

遅ればせながら 新年の御挨拶
あけまして おめでとうございます
今年は年末年始を大阪の自宅で過ごしました 毎年恒例の東北支援新年弾丸三番叟ツアーを断念してしまいました 待っていてくるたであろうお世話役の皆様や仮設住宅の皆様にはタイヘン失礼をしてしまいました
何故断念したかといいますと 実は昨年は身体の不調が相次ぎました 左膝に続き 右膝の痛みがあり治療に時間がかかり また 交通事故(追突)にも遭い 背中を痛めました その結果 後従靭帯骨化症という病気が判明しました いづれも 療養により改善や悪化を防ぐことができるとのことです
550841_242697792509041_1209178840_n.jpg永年の無理に次ぐムリに身体が悲鳴をあげていたことに 我ながら反省しております そのため 今年は静かに新年を迎えております
昨年はタイヘン忙しく舞台に 指導に全国を飛び回ってしまいました 特に写真の 秋の北カルフォルニアツアーでのネイティヴアメリカンとの共演や12月のフランス人アーティストとの共同制作の現代サーカスの舞台は 新しい木偶舎の方向を示すことになりました
今年も今月末のベルギー訪問をはじめ フランスやオランダでの企画があります
また サーカスファクトリーでの現代サーカスも継続します
人形浄瑠璃を広く国内外に知らせるため 人形遣い指導や各地の人形座の運営 演出もこれまで以上に忙しくなりそうです
フリーランスになって 6年目 やりたいことや やらなくてはならない仕事がたくさん見えてきました
13012652_704772932998337_1905052231731713763_n.jpgまずは 3/5の国立文楽劇場での エディットピアフ物語
3/7〜12の東北支援活動を頑張ります
また 詳しくお知らせします
昨年も タイヘンお世話になりました
今年も 皆様をお騒がせしますが どうぞお見捨てなく 家族共々 ズズッーと よろしくお願いします
2017 1/3 別府に向かう新幹線の中にて 勘緑

勘緑です
2016という年になりました 皆さん如何お過ごしでしょうか 私 勘緑は還暦を迎えました 昭和30年高度成長の真っ只中に生まれ ダッコちゃん人形を首に巻き ビンボーながらも人情溢れる四国の田舎で元気いっぱい育ちました 高校生の時に出会った人形浄瑠璃を生涯の仕事として21歳から40年続けて来ました
先代勘十郎師匠に出会い 人形遣いの面白さと極めることの困難さを知り ひたすら師匠に近づくことを願って精進してきたつもりですが 名跡も継げず 文楽も辞し 不甲斐ないといえば その通りですが 師匠の教えである 諦めないこと 愉しむこと 他人を歓ばせることは守ってきたと自負しております
エンターテインメント(人形浄瑠璃).JPGまだまだ 勉強と挑戦の毎日ですが おかげさまで フリーになりましてもそれなりに 納得できるお仕事をさせていただいております これは本当に皆さんの応援があってのことと 深く感謝致しております ありがとうございます
これまで 文楽人形遣い 勘緑 と名乗らせていただいて来ましたが 今年から「浄瑠璃人形遣い 木偶舎勘緑 」として人形遣い40年目を出発します
どうぞよろしくお願い致します
日本や世界の情勢は 予想不可能な事態が次々と起こり 仕事や暮らしや思想も脅かしつつあります 原発の再稼働や安保法案による戦争参加への急接近 秘密保護法やマイナンバー制度など 為政者による押し付け政治に どのように対処して これからを生きていくのか 個々に突きつけらた課題は山積しております
私は 次の世代に豊かな風土や習慣や 人情溢れる生活を残し また新たに創造していくため メッセージを舞台で伝えて行きたい所存です
いまこそ 芸能や文化でなくては届けることができない 人間としての 良心 を訴える時だと考えます
3月12日 大阪・文楽劇場公演で 私の脚本・演出による 姥捨山 というお芝居を上演します 厳しい環境下でも腐りはしない 良心を見つけに来てください よろしくお願い致します


勘緑です
春がもうすぐ手に届くような また惜別と新たな出会いの季節でもある三月 勘緑です
永い年月だったような 瞬きする間のような4年でした
2011.6.12 福島県いわき市小名浜復興ボランティアセンターの招きで 地域のスーパーでの支援活動で手術前の痛い膝を我慢して人形を韓国芸能と一緒に遣いました
その時のチラシがネットに載り 大阪・文楽座の人形遣い仲間が探し出し 楽屋内で批判されました
それが端を発し退座に追い込まれました
6/15に膝の病気の手術のため 6/10からの文楽教室公演を主催者である文楽劇場から休むように言われていました
手術・リハビリを乗り越えるため脚の運動を続けていたため 躊躇わず被災地に向かい支援を続けていたのに 理解を得られず 7/20に文楽協会から契約を解除され 翌1月には自ら退座を告げました
人形浄瑠璃の客層を増やすためにはいろいろなジャンルの芸能と共演して 先ずは3人遣い人形を知って理解してもらうという手段で 文楽座にいる時から活動をしておりました
しかし 仲間から理解は得られず 文楽座には入れない女性を含む人形遣い集団を形成し 活動を続けていました
木偶舎は全国の3人遣い人形遣いを志す者に 文楽座のサインの技術を習得してもらい 文楽人形と同じ操作法で舞台を勤めています
だから 文楽座は辞めても 必ず文楽を観てくれているお客様がいる文楽劇場に戻り 自分の人形を理解してもらいたかったし 自分のやり方を変えずにお客様を増やすことを続けていかたかったのです
以上が4年経ったから伝えれる真実です
2015.3.14は人生において忘れられない日になりました
文楽劇場のチケットモギリの半券は490でした
売上げ枚数の殆どのお客様が来てくれました 幕開きの三番叟は木偶舎メンバー全員で勤め 定式幕が閉まった前でひとりづつメンバー紹介をさせていただきました
客席から おかえり の声がかかり 私は懐かしさと嬉しさに言葉が詰まりました
必死に涙を堪え残りのMCを終えました
その時 これまでの悔しさや恨みなどは消え去り 嬉しさばかりでした
こうして 古謝美佐子さん佐原一哉さんの音楽と語りは ジョールリと代わり 私の 「人形浄瑠璃ヌーベルバーグ」は始まりました
2時間40分 あっという間のフィナーレです
万雷の拍手を耳にして 嗚呼 帰って来た そして 咲くこともできたように感じました
またその刹那に この客席に文楽座のかつての仲間が一人でもいてくれたらなあ と探していました

ご来場してくださった皆様 応援してくださった全ての皆様 ありがとうございました
私は 人形遣いを続けます
木偶舎メンバー そして 折れかかっていた いや折れていた心を接ぎ木してくれた 妻に感謝します

古謝美佐子さん佐原一哉さんの広大な支えの中 公演終了後の打ち上げの席で やっと涙を堪えず皆さんに 本心を伝えました
今でも文楽座に戻り 文楽座の一員として 自分のやり方で活動を続けたいと思っているのです と

来年の文楽劇場 人形浄瑠璃ヌーベルバーグは3/12に 三年前に創ったオリジナル音楽朗読劇「新釈 姥捨山 」を作曲家でミュージシャンの住友紀人さん 朗読 山下智子さん他で 上演します
その他 福岡市で立ち上げた 筑前艶恋座 の琵琶による人形浄瑠璃芝居 曽根崎心中
大阪・徳島での「エディットピアフ物語」
岐阜・郡上大和での リメイク 「母情落日斧」 など 今年も大作に挑みます
みなさん 今後ともよろしくお願いします。

平成二十七年三月二十三日

勘緑です
ご無沙汰しています
東日本大震災・津波・原発事故から後少しで4年になります
そして 私が文楽座を辞めてから3年半です 長いようで短い年月だった気がします
3月は今年も福島で活動させていただきますが その後の3.14に 古巣の文楽劇場で古謝美佐子さんとのステージを演ります
人形浄瑠璃の世界をもっと身近に もっとわかりやすくお届けするために作った 人形遣い集団 「木偶舎」も10年になります
今まで伝えられていない三人遣い人形の操作法や精神の本質をもっと広く 理解してもらうため また 文楽人形の多様性や可能性を理解していただきたい気持ちで 敢えて文楽劇場で公演し 文楽座のファンの皆さんにも多数観ていただきたいです
文楽劇場で毎年一回は自分のプロデュースする作品を発表したいと考えています
どうか 皆さん ご来場をお待ちしております
昨年から二回ヨーロッパで公演やティーチング・デモンストレーションを行いました
講習生の学生やプロの表現者達は 文楽人形の操作法や精神を 全く新しいものと捉え 日本の文化を賞賛し 真剣に取り組み 自分達の中に取り込んでいました 私は三人遣い人形の技や精神を広く深く伝える事を 今後のライフワークにしたいとも考えています
これまで支えてくださった多くの皆様に感謝します
ありがとうございます
今後とも厳しいご指導をお待ちしております
                                         勘緑

「2015新年のご挨拶」
A.jpg僕たち 勘緑と木偶舎チーム4人は師走の30日 ルフトハンザ航空741便でフランクフルトへ向けての出発のため関西空港に居ます。 ドイツが雪のため2時間半遅れとなりました。
オランダ アムステルダムの人形劇団へのティーチングとデモンストレーションのため1/12までの旅行です。

皆さん あけましておめでとうございます。昨年秋に母親の房子さんが他界しましたから おめでとうは言うたらあかんのでしょうが 房子さんはそんなん気にせんやろうから 新しい気持ちになるためにも やはり おめでとうです新年からアムステルダムという 人生初の外国でのお正月ですが 三人遣い人形の普及と発展のために ウルリケ劇団の熱意もあって 頑張ってみるつもりです。
今年は3/14 に古巣?文楽劇場でのリサイタルとしての 古謝美佐子さんとの舞台をやります。文楽座を離れて四年目の春に勘緑スタイルの人形芝居を文楽劇場で発表できるようになれたのも 皆様のご支援ご協力のおかB.jpgげであると感謝しております
本当にありがとうございます。
是非満席にして 成功させたく考えておりますから 今後ともよろしくお願いします。
ここまで人形芝居を続けてくるのに 困難の連続でしたが かつてお仕事させていただきました 仲間の支援によりなんとか 満足できる舞台を続けてきました 新釈 姥捨山 エディットピアフ物語 という新作も作れましたし大阪 徳島 福岡 でのレクチャーデモンストレーションやアウトリーチ事業や勘緑塾の開催は充実した時間の流れでした。
また 木偶舎も新人が加入して人形遣い12人の所帯になりました 木偶舎設立10周年また勘緑の還暦を迎え 文楽劇場公演の初回を記念して メンバーにステージネームを渡すことにしました。ここに発表します。 加入順です。

  • ○河野理恵 緑風 ろくふう
  • ○松浦恭子 緑萌 ろくほう
  • ○興津徳也 緑幹 ろっかん
  • ○嵯峨山佳子 緑春 ろくはる
  • ○宮城真理 緑光 ろっこう
  • ○泊 美由紀 緑花 ろくはな
  • ○森本恵子 緑山 ろくざん
  • ○古賀万祐子 緑水 ろくすい
  • ○平岡ゆり 緑晴 ろくせい
  • ○吉田雄一 緑樹 ろくじゅ
  • ○       緑月 ろくつき

どうぞよろしくお願いします
地球温暖化 異常気象 地殻変動 火山噴火 鳴り止まない地球への警鐘に耳を傾けることをしないと 本当に我々は我々自身から破滅に向かうでしょう。
自分や国家だけの欲のために 戦争に向かうこの国にストップをかける運動を活動を続けなくてはならない。
次の世代 次のつぎの世代に平和で安心な生活を与えるために 今ならまだ 間に合う 自分を愛し隣人やこの国や地球を愛したい。
芸能で人形でできる限りのことを 続けたい。3/8~12でふくしまへ行きます。 辺野古へも行きます。 農村舞台も頑張ります。 ピアフも再演だし 新作も一本書かなくてはならない。
今年も忙しくなりそう。
さあ 今からはオランダの若者たちと格闘だ。
                                         勘緑

「来年春 国立文楽劇場で公演させて頂きます」
A.jpgご無沙汰しております 勘緑です
来年3/14 国立文楽劇場での公演についてお話しさせてください
文楽座を退いてからはや3年余りが経ちました 悲しみや苦しみ以上に ぽっかりと穴が開いた空に吸い込まれていくような 無常感に包まれて 35年間の文楽座人生を振り返り 反省し 後悔した時期が続きました
しかし それと共に 人形遣いとしての 自覚や芸能の社会的な役割について深く考え 行動する機会を得ました
☆ 震災支援活動 ☆学校ワークショップ公演 ☆全国の人形浄瑠璃座との連携 交流 指導 ☆徳島県と福岡県に新たな人形座を創設 ☆サーカスなど多岐にわたるジャンルの芸能との共演☆海外の人形劇団との連携 交流 指導などです
B.jpgそして ついに というか やはり というか 文楽劇場への返り咲き??公演に辿り着きました
自分のやってきた芸能生活の区切りとして 人生の節目になるような公演活動を文楽劇場で行い 文楽座のファンの皆様に観て頂きたく企画しました
この企画は ただただ文楽人形をまた違った視点から楽しんでいただき 今以上の人形浄瑠璃ファンを増やしたいという気持ちからの催しです
周りからは紆余曲折 誤解 共感 違和感 いろいろな感情が渦巻いてきたのですが この私の人形浄瑠璃に対する考え方は変わっていません 色々なジャンルの芸能や音楽のファンの方に 文楽人形の可能性を観て楽しんでいただくことで 人形浄瑠璃の新しいファンを増やすことにつながると信じています この信念を貫くことが出来た自信が今の活動になっていると思います
これから5年間は文楽劇場での勘緑公演を続けます 皆様 よろしくお願いします
第一弾は 1番数多く再演をしております 古謝美佐子さんとの 『吉屋チルー物語』です 沖縄音楽と文楽人形の 豊かな感情の接点は必ず皆様を優しい気持ちに導きます

ひとりでも 多くの人々と 日本人として人間として これからの世代 世界のために なにができるかを人形を通して追求する 劇団でありたいと 本気で考え 取り組んでおります よろしくお願いします。
木偶舎 勘緑

パリから帰りました
10150707_1508698556015781_4775649518832153013_n.jpgJAPANEXPOでの5ステージとアムステルダムのウルリケカンパニーでのステージとワークショップの10日間の日程でした。
プログラムは お七 三番叟 解説に新作の 絶望の先に の60分間です
写真はJAPANEXPOのパビリオンに入場する人々の群れです この写真が僕の撮った唯一のJAPANEXPOの写真です。
JAPAN EXPOという日本を紹介するフランスのイベントで多くのフランス人が来場するので 15回のこれまで紹介されなかった人形浄瑠璃を是非見せたいという 日本の美研インターナショナルからの招聘で参加しました。
しかし そこに来ていたほとんどはフランス全土からのコスプレイヤーと漫画オタクたちでした。半裸のコスチュームを着た若い女性や戦闘服に身を固め 武器を担いでの若い男性や 着物をだらしなく身につけたフランス人 が非常にたくさん居ました。むしろ普通の服装でいらっしゃっている方々を見つけることが難しいくらいでした。
かわいい に化けたエロと かっこいい に 増長した 暴力のコスプレ がお互いに 認め合い褒め会い 写真を撮り合う
まさに現実逃避 自己逃避 自己擁護の坩堝 と感じてしまいました。
これが 現在の日本を捉える外国のイメージなのでしょうか?そうは思いたくないのに このパリの郊外で毎年繰り広げられている有様はなんなんだろう?合気道や弓道 拳法も そして茶道も華道も紹介されていたのは確かだし 多くのフランス人が興味深く参加されてもいました。が!このイベントは漫画とコスプレに集まる人々を対象にした まさに日本をネタにした巨大ビジネスなのであることを まさに痛感しました。
僕は多分鈍くて行くまでわからなかったのです。騙された の思いに後悔もしました。東京ドームほどの広さのパビリオンにひしめく この狂気に似たエネルギーが日本に産まれて何処まで行くのか?恐ろしい気がした。たこ焼きが一個二百円 焼きそばが三千円相当して武器を振り回すコスプレイヤーに カワイイ と日本語を使い フランス語で山と積まれた漫画が飛ぶように売られていく 。
パビリオン内部にカメラを向けることはできませんでした。
少し時間をあけてステージのことを伝えます。

パリでのこと これは重要です。
7/4 午前10時ころ
ホテルシャトルバスで会場に行くためシャルルドゴール空港に着き RERという電車に乗り換えるため 空港コンコースに入ると 武装したフランス軍兵士数人に阻まれた 多くの客が兵士に詰め寄る 警察官も混じりその場は緊迫する フランス語なので何を言ってるかわからないけど 兵士の一人が英語で対応していて 25分くらい閉鎖すると言っている。 しかししばらくすると急に客を後ろに強硬な姿勢で押し戻し その場を立ち去らせようとしはじめた。詰め寄る客にはマシンガンのような銃器を突きつける
木偶舎のメンバーがカメラを向けると銃口を向けた。周りの人に制止されてカメラを下ろしたが顔は笑っていない。

アメリカの建国記念日にアメリカは同盟国に向けてテロの警備を強化するように要請したために このようなことになったようだが ただの警備とは思えない厳重さである。
ここで重要なのは日本も集団的自衛権を認めると 日本の軍隊が自国民に銃口を向けることもあるという事実がわかったことでした。
アメリカに要請されれば 日本は日本人に日本人が銃口を向けなくてはならないことになる。
イギリス フランス などと同じく アメリカの戦争に加担して 罪もない人々を間接的にも痛めつければ そのツケは必ず返ってくる 。
絶対 許すわけにはいかない。
パリのステージの最後に 観衆に向けて 震災支援のお礼と 原発事故のお詫びを述べ深くお辞儀をしてきた。そして
NO NUKES / NO WAR
をプラカードに書き 一緒に行動しましょうと 訴えてきました。

JAPANEXPO その3
長文ですみません。ステージは WABI SABIステージと文化ステージ呼ばれる美研インターナショナルのプログラムするステージです。12団体で構成され会期の5日間を1団体1日60分くらいで振り分けていました
激しいビートで若者達に訴えるチームや穏やかに箏の二重奏で挑むチーム 花魁を音楽と踊りでアレンジしているグループと様々でしたが 木偶舎は日本と同じスタイルで 人形浄瑠璃を解説入りで紹介した 歴史や現状を説明し 古典二曲と 古謝美佐子さんの曲を「絶望の先に」と題してフクシマとヒロシマをイメージした作品を披露しました。
そしてフィナーレでは原発反対・戦争不参加のメッセージと芸能が社会に貢献しなくてはならないと訴えました
終演後 涙ながらに握手を求めてきてくれる方々と交流できたことが収穫でした。
周りからの雑多な音の中で集中を切らさないで遣うことだけに気をつけました 騒いでいた客もだんだん静かになり しゃべる方はいなくなりました
黒衣の胸に持った NO NUKES/NO WAR のフランス語のプラカードがどれだけ伝わったかはさだかではないけれど やり切った達成感は感じれた
応援してくださった皆様 ありがとうございました。

A.jpg勘緑です
人形浄瑠璃は難しいと思われている皆さんに目からウロコの 作品に仕上がりました
ピアフは初め ただのジャンキーの男好きと思っていたけど 真逆のピュアな女性でした 芝居を創るにあたりもうもう そのひたむきな人間愛と歌への情熱に 圧倒されました
愛がなければ 何の価値もない このピアフの信念は現代を痛切に袈裟斬りにし 表現者の有るべき姿を具現化しています
ピアフかしらも ルイスかしらも作りました 衣裳もがんばってみました
是非 観てください お待ちしています
ピアフ物語は 人形ジョールリです ピアフの清純なしたたかさと 脆いオンナゴコロと 万人を揺さぶる歌唱力に ブラボー

A.jpg木偶舎 勘緑です
僕は人形浄瑠璃が好きです。15歳から始めて43年が経ちました。人間の根源的な優しさや残酷さや無念さが人形を通して 現代の社会を痛切に斬り拓きます 。
僕は人間が好きです。本当は人間も草木も動物も 争いは嫌いで共存できる 優しさや愛情を持っています。
そんな世界観を表現出来たらと 世の中と対峙して感性を励ましています。
どうか 同じく感じている方々と舞台を楽しみたいです。
古謝美佐子さんは僕の そんな友人です。

じょうるりに行こう 毎年ヤリマス。

 新年のごあいさつ

 1月2日の朝夜明けと共に目が覚め、カーテンを開けると一面の銀世界で、気仙沼での支援活動二日目は、感動的なまっ白の演出を見せてくれました。12/31に大阪を出発して,全国の人形遣い(福岡、徳島、大阪、愛知、東京) をピックアップしながら、気仙沼へ、新春御祝儀三番叟門付けツアーの始まりでした。

気仙沼市大谷海岸の初日の出は素晴らしいの一言で、大きな真紅の太陽が水平線から現れ、深い安堵の感触が世界を包みました。

改めまして 明けましておめでとうございます 

6.jpgこうして木偶舎の新年は始まりました。その後福島県相馬市といわき市の仮設住宅や施設を巡り、昨日1/5にツアーは終わりました。お世話になった仙台てっぱ会のメンバーや、勿来復興プロジェクトの皆さん、気仙沼ボラ宿若芽の皆さん、そして交通費を支援していただいた徳島県の人形浄瑠璃ファンの方々に、厚く御礼申し上げます。
このツアーを終えての感想は、「復興はまだまだである」という実感と「支援活動の本質を見失ってはいけない」という自問でありました

1538749_335490033256343_489.jpg支援する側の心根は常に、「支援させていただく」との思いであることは言うまでもなく、「自分たちの利益や名声を、ささやかでも望んではいけない」ということを、また改めて胸に刻みました。ただし「支援活動で自分たちも愉しまなくてはいけない」との気持ちを強く意識しました。本当の笑顔を、自分にも嘘のない演技や笑顔を、届けなくてはならないのです。
もう一つ、地域の方々や行政の方々と深く連携し、望んでくれている、または必要としている、「人」に、届ける取り組みをしなくてはならない、と痛感しました。

今回の仮設住宅は、正月なのに、または正月だからなのか閑散としていました。三番叟のリズムと生声で、一軒一軒門付けをして、お慶びを告げて歩きました。9.jpg
窓から顔をくしゃくしゃにして喜んでくれるお婆ちゃん、外に飛び出て笑う子供達、お孫さんを抱いて神妙にこうべを下げてくれるおじいちゃん、赤ちゃんを差し出して人形に寄り添わせるお母さん、みんな 正月が来た!と嬉しそうでした。僕達が練り歩いたあとに、ゆっくりと開く窓から 這い上がるように お婆ちゃんが顔だけ出しました。
慌てて駆け寄ると、90歳は越えているようなお顔にはあまり生気はなく、窓から見えるお部屋には家具らしいものはなく、一見して独居だとわかりました。ようようベッドからたちあがり手を合わせてくれました。鈴を鳴らし踊りお名前をお呼びして、我々の口上の「来たぞ来たぞ元気玉来たぞ 福を届けに三番叟来たぞ」を叫ぶと、シワクチャのお顔は涙が溢れ、またゆっくりとベッドにうずくまり、また窓をよじ登ってきた手には、10円が握られていました。3.jpgありがとうございますと10円をいただくと、またお手を合わせられてこちらを見てくださいました。思わず「また来年お会いしましょう」と声をかけていました。
このお婆ちゃんのような方々が他にもいらっしゃると思うと、そのお宅を一つづつ訪ねて行きたいと考えました。広場や集会所、またはホールに人を集めて演技することも大切だけど、必要としてくれる一軒づつ、一人づつ、お顔をみながら演技していくことを、これから我々芸能者がやらなくてはならないと決意しました。地域のお世話係の方や、行政の担当者と密に連携して、そとに出られない理由のある方にも、届けられる取り組みを模索してみたいです

1.jpg4.jpg芸能者や表現者は、何らか社会に貢献しなくてはならないでしょう。時には体制に向かって声を出し拳を挙げる代わりに、表現して社会を浄化していく義務があると考えます。

もう時効かなと思い、もう一つ話します。文楽を辞めて3年になります。2011.3.11を経験し、その支援活動がキッカケになり、仲間からの激しいバッシングを受け、文楽協会から契約を解除され、遂には師匠から除名を告げられました。人形浄瑠璃を普及するため、文楽以外のジャンルの音楽や演劇との共演を企画して活動していくことが、文楽自体からは認められることはなく、底辺を広げないと、人形浄瑠璃は衰退するという危機感を叫ぶとも受け入れられず、文楽に在籍していることを利用した売名行為と誤解されたようです。文楽に在籍しているからこそ、他の世界の、人形浄瑠璃には接点のないお客様を、文楽に繋げることができる、という思いは、今だに間違いではないと確信しております。僕は人形が好きです。ホールには行けない人達の近くまで行って、人形浄瑠璃の面白さを伝え、素晴らしい技術の文楽人形を広めるため、頑張る所存です。僕の活動を見て知ってそして文楽に通っていただき、ゼヒ 人形浄瑠璃ファン になってください。これからも宜しくお願いします。

また、徳島市/大阪市/福岡市で文楽人形遣いの技術を伝える、「勘緑塾」を開催します。多くの皆さんに参加して欲しいと思っています。詳細は又アップします。こちらもよろしくお願いします。

春までの主な公演は
2/11には指導している母校の徳島県立城北高校民芸部に絵本モチモチの木の新作を発表してもらいます
3/8~12で東北にまた行きます
3/9はいわき市勿来で「なこその希望アートフェス」にて舞台を企画・上演します
3/16は大阪・エルシアターでフランスの「エディットピアフ物語」を講談とシャンソンで上演します
4/27徳島県那賀町八面神社
4/29徳島市教育会館で古謝美佐子さんとの共演
などを予定しています。
夏にはフランス公演、郡上市と三好市での「姥捨山」の上演などなど・・・
またお知らせいたします。
ともかく「時代と共に芸能は進化しなくてはならない」そして、「芸能者は社会に意見を伝えなくてはならない」と僕は思います。

2014年1月6日  勘緑


 この度、文楽人形(三人遣い浄瑠璃人形)の人形操作法を広く一般の方にも伝えるための塾を開くことにしました。
この塾は、すでに福岡や四国で始まっており 、関西では、大阪の木偶舎稽古場で開設いたします

  ☆ 内容
      ○文楽人形入門コースとして基本的な操作法や理論・解説
      ○本格的な三人遣い人形の人形遣いを目指す養成コース(現代人形劇や古典人形芝居の人形遣いやこれから舞台に立ちたいプロ・アマの人形遣いを対象にします)として、足遣い 左手遣い、かしら遣いの技術

  ☆講師
      勘緑と舞台で活躍する木偶舎メンバーです。

  ☆日程
      平日コース休日コースを用意して参加者と相談の上決定します。

  ☆場所
      大阪市西区九条3-20-16 木偶舎稽古場です。
      (地下鉄中央線九条駅から徒歩7分 JR環状線西九条から徒歩10分 )

  ☆連絡先

木偶舎(松浦) 06-6581-2939(tel&fax)
      勘 緑      090-6019-4012

  ☆人形その他の道具はご用意します。服装は運動着と黒足袋をお願いします。

まずは連絡をお待ちしています!

勘緑が代表をつとめる 筑前艶恋座 をご紹介します

 勘緑が昨年から係わって、今回旗揚げ公演を開催することになりました、福岡の筑前艶恋座をご紹介します。座員の皆様もお稽古熱心で、木偶舎の座員も、この公演をとても楽しみにしています。
筑前艶恋座ができたきっかけは、平成23年12月にさかのぼります。九州大学大学院HME育成ユニットと、南区役所による連携企画事業として、創作人形浄瑠璃「艶競里恋唄」に市民18名が、人形遣いとして初体験で出演上演したことがきっかけとなりました。指導にあたった勘緑を代表として、昨年5月に琵琶浄瑠璃人形芝居一座として、筑前艶恋座は誕生しました。
 座員メンバーは福岡都市圏在住の中学生から社会人、ミュージシャン、アーチストら12名で構成されています。お稽古の頻度は、毎週一回の通常稽古と、月に1回の勘緑指導があります。学業や仕事のかたわら座員一同、日夜稽古に励んでいます。
 筑前艶恋座の最大の特徴は、浄瑠璃語りの原点である「琵琶」に着目し、福岡にゆかりの深い筑前琵琶の弾き語りで、新たな古典芸能の魅力発見と可能性に挑んでいることです。
若さ溢れる筑前艶恋座の旗揚げ公演。期待してご来場ください!
 私たち木偶舎も応援にかけつけます。

        演目は
        ◆五穀豊穣を祈る祝儀舞の『寿二人三番叟』
        ◆歌舞伎や文楽でもお馴染み八百屋お七を題材にした『伊達娘恋緋鹿子』
        ◆能「黒塚」としても有名な『安達ヶ原』
                    2013、11、23(土) 17:00 開演
                            24(日) 14:00 開演  

                    会場:ぽんプラザホール

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展示場 人形浄瑠璃 勘緑の部屋オープン 2013.8.16

 勘緑のふるさと三好市池田町にある、「阿波池田うだつの家」の一角に、人形浄瑠璃 「勘緑の部屋」がオープンしました。
 勘緑が遣ってきた、様々な人形浄瑠璃の道具が展示されています。恵比寿舞のえべっさんなど人形4体をはじめ、三番叟の首(かしらと呼びます)や鈴や舞台下駄など 人形浄瑠璃の仕組みが解る道具10点を展示、他に手にとって見ることができる首や衣裳もあります。古典のものから新作ものまで様々なものが、ご覧になれます。展示品は随時入れ替えます。
 この日、開設式の後、オープン記念ミニ公演として「三番叟」と今秋公演する「姥捨山」の一節を披露しました。

入場無料
開館は午前9時~午後5時で水曜日は休館。
問い合わせ先 阿波池田うだつの家・たばこ資料館 ℡0883-72-3450

人形浄瑠璃・阿波おどりの共演 2013.8.16

 8月13日前夜祭から16日までの4日間で10万人の人でにぎわう「いけだ阿波おどり」。
 最終日の16日は、地元観光連の吉野連と共演。ぞめきのリズムに浄瑠璃人形が舞いました。

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徳島県立城北高校民芸部の挑戦

木偶舎は出演しませんが、 徳島県立城北高校人形会館で 高校の民芸部の挑戦として、秋から取り組んできた 絵本を原作とした音楽人形芝居 「もちもちの木」を上演します 。
この作品は、かつて大阪の小学校からの依頼で拵えたもので 、勘緑の母校である民芸部にも稽古してもらいました。徳島県の「あわぎんホール」の企画行事としての取り組みでしたが、勘緑が指導に出向き、10回の稽古で頑張ってもらいました。
「和太鼓ユニット 光」さんとの共演です 。光さんのコンサートも同時上演します 。
 城北高校の公演は、2月23日(土)の13時開演です。
 どなたでも無料でご覧になれます。
 会場には駐車場がありません。バスか汽車でお越し下さい。JR佐古駅から徒歩20分です。
 詳しくは、090−6019−4012までお問い合わせ下さい。


新春のご挨拶

明けましておめでとうございます。 文楽人形遣いの勘緑です 。

昨年は いろいろなことがあり、ご心配をおかけしましたが、また新しい年を迎えることができたことに感謝し、あらためて精一杯の精進を重ねる所存です。これからは人形浄瑠璃の普及のための公演や、指導、今まで培った経験を活かして、 脚本・演出・コーディネート・制作なども手掛けて行きます。福岡市での琵琶による「人形浄瑠璃艶恋座」や徳島県の「とくしま座」の代表など、全国各地の人形浄瑠璃座の指導や発掘にも、できるだけの努力を惜しみません。人形浄瑠璃はこれからの日本の、日本らしさを取り戻す為に、必要なアイテムの一つと信じています 。被災地支援を経験するたびに、この思いは確信になってきました 。
自分のためだけには生き切れません 。誰かのために、自分以外のなにものかと一緒に、希望を紡いでいく、そんな人生を皆さんと一緒に歩いていきたいと思います。

さて新しい年を迎え、「木偶舎」も2013年の活動を始めます。
正月7日は舞台始めとして阪神電鉄と西宮恵美須神社の仕事で、阪神の三宮・梅田・難波の各駅メインコンコースで 、「えびす舞」を演じます 。 お近くの方は是非見にきてください 。また2/3には京都・城陽市のプラムホールで、二年ぶりに「きりしとほろ上人伝」を上演します。今年は秋に徳島県・みよし市で、昨年徳島市のあわぎんホールで初演となった 「新釈姥捨山」 を再演します 。この作品は楢山節考を原作として、現代の諸問題を
盛り込んだ 、また未来への希望に続くような、人生の有為転変を描いてみた新作の人形浄瑠璃です。 作曲の住友紀人さんとガチで取り組んでいます 。次々と再演できるよう、一層の努力をしようと思います 。また4/29には徳島県那賀町の八面神社で、5月には拝宮・白人神社や秋の北川八幡神社などでの、農村舞台公演もあります 。今年はどんな演出になるかご期待ください。その他 3/31の東京・赤羽の静勝寺では、昨年に引き続き、笛の横田年昭さんのコンサートにも出演します。夏の新潟・十日町の芸術祭も、あります。また今年は新作の準備も始めます 。内容はまだ言えませんが、切ない喜劇です。福岡市で始めた琵琶による人形浄瑠璃座も、本格始動します。

あっちもこっちも頑張って、人形浄瑠璃の普及に勤める覚悟です 。2013年の「木偶舎」そして「勘緑」をお見守り下さい。どうぞよろしくお願いします。

2013年巳年  元旦  勘緑

*勘緑の文筆が二つの機関誌に掲載されました

その1 東本願寺出版の月刊誌『同朋」6月号 同朋随想“なこその希望「鎮魂祭」”
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その2  日本歯科新聞社のアポロニア21 
      6月号(歯医者さんの業界誌)
      他業界からのメッセージ 162文楽人形遣い
      です。

その1はご覧頂けますが、その2はこのHPではご覧いただけません。
歯医者さんに検診に行って見せてもらって下さい!
(すみません)

人形ジョールリ通信創刊にあたって

 勘緑です。
 改めて申し上げますが、日頃より私たち「勘緑+木偶舎」を支えてくださいまして、有り難うございます。
 さて、HPをご覧いただいています皆様はすでにご存知のとおり、私は今年の一月に大阪・文楽座を辞めました。 34年間という文楽座での修行・舞台生活からフリーになったのは 、人形浄瑠璃という芸能の根本にもう一度立ち返り 草の根の活動を始めてみようとの思いからです。 
 これまで文楽座での仕事も含め、日本各地の人形芝居を訪ね歩き 各地の座に関わってきた経験や人形フェスティバルのプロデュースやコーディネートの仕事をさせて頂いた成果を、より活かして何ができるかを考えて 、このほど「全国人形浄瑠璃芝居ネットワーク」を立ち上げ 「人形ジョールリ通信」を発刊することにしました。
 全国の人形芝居座の情報を交換し、また新しいニュースを発信することによって、各座の運営をより楽しいものに、また技術や道具類を向上・充実させていくことのお手伝いになることが目的です。
 現在の人形浄瑠璃芝居は多くの問題を抱えていて、存続が困難なところも少なくないです 。かしらや手・足などの修理や製作 、またかつらや衣裳の修復や新調も急務と思われます。 新たな加入者の確保も重要で、そのための魅力創りや、練習場所の確保 、また発表のための公演作りなども課題です 。 「全国人形浄瑠璃芝居ネットワーク」に参加頂き、 「人形ジョールリ通信」を通じて、これらのことがらを相談しあい 解決していくための、コミュニティが作れればと思っています。そのためのご提案なのです 。
 「人形ジョールリ通信」はそんな皆様の情報誌として 当面は参加・配布費は無料で始め、月に一回の発刊を目標にします。どんな内容になるか未確定ではありますが、とにかく始めたいと思っています。この趣旨にご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡や情報、また楽しい記事をお寄せくだされば幸甚です。
  ゆくゆくは、人形浄瑠璃芝居フェスティバルが催せたら最高です。 ひとつ一つの座が個々に頑張るより、協力し合って、より楽しく研鑽し技術を高める・・・ そんな時代であると考えます。
 どうかご賛同くださいますよう、よろしくお願いします。
「全国人形浄瑠璃芝居ネットワーク」に参加頂けます皆様は、どうぞ木偶舎事務局までご連絡下さい。

(お問い合わせ先)
木偶舎事務局
〒910-0006福井市中央3丁目2-1
(有)ダイレクトデザイン内
MAIL:mokugusha@yahoo.co.jp   FAX:(0776)26-4037
*MAIL、FAX、郵便でご連絡下さい。

新春のご挨拶

A.jpg勘緑です。皆様、ご無沙汰致しております。もう寒さは峠を越えたのでしょうか。暖かい春が待ち遠しいです。私も今年の春はひとしおの感慨を持って迎えることとなりました。
 私は文楽座を去りました。座内との考え方の違いから、また自分の持つ人形浄瑠璃芝居への想いを貫いて持続するために、残念で仕方がありませんが、33年間の文楽協会人形技芸員に終止符を打ちました。この後は「吉田勘緑」改め「勘緑」と名乗らせて頂きますので、宜しくお願い致します。
 これからの人生は、人形遣いとしてよりいっそうの精進を重ねつつ、人形浄瑠璃を普及させ、より発展していけるような活動と、被災地支援活動を、フットワークよく、人形を通して継続する為に、これまでの経験を生かして、社会に貢献できる文化活動を始めていくつもりです。
 その為に 長らく休止しておりました「木偶舎」を復活して、これまでのように人形浄瑠璃と文楽人形の可能性を追求する試みや、古典の素晴らしさを理解して頂ける企画をしていきたいと考えています。
B.jpgまた、それと平行して、全国に在り活躍している人形浄瑠璃各座との連携を計り、情報交換を行い、相互に活性し発展していけるための お手伝いができるような活動を始めたいとも考えます。その活動の為に一番やりたいことは、各座が相互に情報交換をし、意見を発表する「人形浄瑠璃通信」を発行することです。各座への取材もして公演情報を集め、活動内容を知ってもらうことで 横の繋がりを深め、舞台人としての楽しみや喜びを共有できるようにしたいと思います。そして合同で公演ができるような活動に結びつけたいと、強く感じております。
 人形浄瑠璃を発展させるために、一人でも多くの人達に舞台を見て頂き、愛好家を増やし、また全国の人形芝居に携わる舞台人を増やすことに努めて、ひいては文楽という頂点の世界に挑んでいく若者を生み出したいものです。人形浄瑠璃を実演する人々が、楽しく 元気に 活発に、公演・表現活動ができる環境を作り、数多くのファンを増やしてこそ、その中に次の世代の 上手・名人が生まれてくると信じております。
 現在私は、昨年の震災・津波から1年目となる3月10・11日に福島県いわき市で催される「勿来(なこそ)の希望 鎮魂祭」の舞台責任者として、コーディネート・演出・出演の準備に忙しくしております。人間は自分のためだけには、決して生き切れません。自分以外の何物かのために考え、行動し、今こうして生かされている社会に、何らかの形で貢献しなくてはならないのでしょう。

 これからも人形を遣い続けます。どうかこれまでと同じく ご支援ご協力賜りますよう 宜しくお願い致します。  

                                             2012・立春    木偶舎 勘緑